ブランド情報 時間:2023年4月7日
パテックフィリップとはどんなブランドなの?パテックフィリップはなぜ高いのか?
最近「上がり時計」という言葉を、時計関連のメディアでとみに目にするようになりました。上がり時計とは「人生の最後に買う時計」「一生の相棒として買い替える予定の無い時計」などの意味を持ちます。言ってみれば「極地」ですね。
その上がり時計に、時計業界の大御所や専門家、バイヤーなど人にはよれど、必ず話題となるブランド。それが、パテックフィリップです。
パテックフィリップは、言わずと知れた世界最高峰の時計メーカーです。その座は長らくどのブランドにも明け渡してきていません。
では、なぜパテックフィリップは圧倒的なまでにナンバーワンなのでしょうか。
なぜパテックフィリップは、多くの時計好きにとって極地的存在なのでしょうか。
パテックフィリップの始まりの歴史は1839年にまでさかのぼります。
ポーランドからの亡命貴族であったアントニ・パテック伯爵(後にアントワーヌに改名)とフランソワ・チャペックによって、Patek,Czapekco.(パテック・チャペック社)が創業されました。ちなみに日本では江戸時代後期。パテックフィリップがいかに深い歴史を有しているかおわかりいただけるでしょう。
創業当時は高級懐中時計の販売がメインでしたが、理念は「世界一の時計を作る」こと。
1844年、発明の天才として今なおその名を時計史に残すジャン・アドリアン・フィリップが経営に参画したことで時計製造をさらに意欲的に行うこととなります。ちなみにフィリップ氏がこの時開発していたリューズによるゼンマイ巻き上げ・時刻合わせ機構は、翌年に同社名義で特許が取得され、現在の機械式時計の礎ともなります。また、同年に自社初となるミニッツリピーターの製造に成功しました。
その後ヨーロッパを中心に同ブランドの名声が広がり始め、イギリスのヴィクトリア女王,ローマ教皇ピプス9世,ロシアのチャイコフスキーなど偉人たち御用達としても話題となりました。
1932年になると現在の経営一族にあたるスターン兄弟(ジャン・スターンとシャルル・スターン)に同社資本が売却され、社名も現在の「パテックフィリップ S.A.」に変更されました。
しかしながら創業当時の「世界一の時計を作る」という理念は受け継がれ、同年誕生させた「カラトラバ(Ref.96:クンロク)」は、その理念を一身に体現するものでした。ちなみにこのカラトラバは誕生から80年近く経とうとする今なおパテックフィリップのフラグシップであり、全ての丸形時計の規範と言われています。
その後も「世界一」への道は着々と進められていきます。
1933年にはマサチューセッツ州の高名な銀行家ヘンリー・グレーブス・ジュニアに「史上最も」複雑な懐中時計「グレーブス・ウォッチ(スーパーコンプリケーションウォッチ)」を制作。1941年にはパーペチュアルカレンダーシリーズの生産をスタート。時計精度を競う世界的な天文台コンクールにおいて、数々の世界最高記録を樹立していくなど、技術面では間違いなく世界最高峰の地位を確立していきました。
ムーブメントや機構の精密性もロマンを感じますが、やはり高級時計を買うなら、満足のいく外装を求めますよね。その点、パテック フィリップスーパーコピーは外装の美も大満足。最高峰の出来栄えを堅持しております。
パテックフィリップは何においても世界最高峰であること。とりわけ時計製造技術においては、コンプリケーションや超薄型自動巻きムーブメント、美しい外装など、他社の追随を絶対に許さない強みを持っていること。値段は高額ですが、その分の資産価値もまた絶大であることなどをご理解いただけたでしょうか。
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