ブランド情報 時間:2023年4月8日
オーデマピゲとはどんなブランド?オーデマピゲを代表するロイヤルオークの歴史や特徴を解説!
スイスの高級老舗時計ブランド「オーデマピゲ」。
ロレックスやオメガと並ぶほど高額ですが、これらのブランドと比べると一般的な知名度はすこし低めです。
ヴァシュロン コンスタンタンが18世紀創業、パテック フィリップとオーデマピゲが19世紀創業なのに対し、ロレックスの創業は20世紀初頭。世界三大時計ブランドは、まだ腕時計が一般的でなかった時代から、時計機構の開発と刷新をずっと行ってきたのです。
また、パテック フィリップやヴァシュロン コンスタンタンは古くから王族・貴族を顧客とし、高級品しか製造してきませんでした。それはオーデマピゲも同様で、ロレックスのように大衆向けの廉価版モデルを販売したことはありません。
オーデマピゲが始まったのはスイスのジュウ渓谷にあるル・ブラッシュという町です。1875年、この町にジュール=ルイ・オーデマという一人の青年が時計工房を設立したことからオーデマピゲの歴史は始まります。オーデマは時計工房設立前の修行時代から技術の高さには定評があり、周囲から一目置かれる存在でした。そのため、工房を設立してからほどなくすると有名時計メーカーから製造を依頼されるようになり、その仕事量はすぐに彼一人の手では負えないものになってしまいます。
人手が足りなくなったオーデマは、そこで後のブランド名になったもう一人の人物に一緒に働こうと声を掛けます。それが、エドワール=オーギュスト・ピゲです。オーデマはピゲと一緒に働くようになってからさらに精巧な時計を作れるようになり、1882年にはついに『オーデマピゲ』のブランドを作って独立することを決意します。
ただし、独立するにあたって課題だったのは、自社が生み出す複雑なムーブメントを説明するための営業担当の不足でした。2人で話し合い、オーデマはムーブメント開発に専従し、一方のピゲは営業を担当することにしました。結果的にこの役割分担は上手くいき、1888年にはパリやニューヨークなど世界を代表する大都市へ次々に支店を出すほどに成長していきます。
2人が持っていた時計作りのスキルや経営者としての感覚は創業者一家による経営によって子供たちにも順当に受け継がれ、1972年にはオーデマピゲの代表作ともいえるロイヤル オークの誕生に一役買ったのです。
今やオーデマピゲの象徴とも呼べる存在となっているのが1972年に誕生したロイヤルオークです。しかし、初代ロイヤルオークを発売後も慢心することなく、常に進化するために技術革新を怠らないのがオーデマピゲの強みでもあります。
初代ロイヤルオークの誕生から6年後の1978年には『キャリバー2120』の採用によって当時としては異例の薄さを誇る7.8mmの腕時計を開発しました。これは日付調整が基本的に不要であるパーペチュアルカレンダー機能のある時計としては非常に大きな進歩です。
その後もオーデマピゲによる技術革新は進み、1986年には世界で初めて機械式時計のなかで最高峰の機構を誇るといわれる、トゥールビヨンの搭載に成功します。
トゥールビヨンを搭載した時計は直径7.2mm、厚さ5.3mmという驚きの薄さを実現し、当時の世界最小サイズとして話題になりました。
オーデマピゲの新しいチャレンジは現在でも続いており、2006年には潤滑油を不要とする新機構『APエスケープメント』、2007年には超軽量で高い硬度を誇る新素材『フォージドカーボン』を発表しています。
ロイヤルオークを生み出したジェラルド・ジェンタは、実はオメガのコンステレーションやパテック・フィリップのノーチラスといった数々の有名モデルを生み出した人物でもあります。
オーデマと同じくスイス生まれのジェンタは、当初宝石職人として修業していましたが、23歳のときに時計デザイナーへと転身したことがきっかけで飛躍を遂げます。生来の才能が開花したジェンタは、1960年代にオメガのコンステレーションのデザインを担当したことで一躍世間に知られるようになりました。
その後も、どのブランドにも属さず、フリーランスとして複数のブランドにまたがって活躍した結果、ゴレイの目にとまってロイヤルオークのデザインを依頼されたのです。
ロイヤルオークはラグジュアリースポーツモデルの祖と評価されていますが、その成功はジェンタという孤高の天才デザイナーの存在なくしてはありえませんでした。ロイヤルオークの成功でさらに名声を得たジェンタはその後も活躍を続け2011年に亡くなりますが、彼が手掛けた腕時計の数々は現在でも高く評価され、市場でも高い値段で取引されています。
当店で売れている商品:
オーデマピゲ コピー ロイヤルオーク 41mm 15500ST.OO.1220ST.04
商品番号:15500ST.OO.1220ST.04
N品価格:49300円
サイズメンズ
ケース直径41mm
インデックスバー
ベルトブレス
カラーシルバー
ダイヤルグランドタペストリー
素材SS
ベゼル
ムーブメント自動巻き
新型自社ムーブメント“cal.4302”搭載 パワーリザーブ約70時間
2019年に発表された新型ロイヤルオークの新色で上品なシルバーダイヤルのモデルです。ハイビート仕様の新型自社ムーブメントを搭載しパワーリザーブが70時間に延長されました。文字盤のAPロゴやインデックスが大きくなり視認性も向上しております。